「ふわっと香〜デ」とは

ふわっと香る和の香りで、ストレス社会にほんの少しの癒しを提供するサービスです。

「ストレス社会」…具体的にはどんなストレスがあるでしょうか。
対人ストレス、多忙によるストレス、通勤時の混雑、仕事上のストレス、将来の不安、経済的な心配事、家族関係、恋愛、いじめ…と数えたらきりがないほど。
多かれ少なかれ、誰もがストレスを抱えて毎日を送っています。

そして、どこかでそのストレスを解消したり発散したりもしているはずです。
例えば、運動をする、お酒を飲む、笑う、おしゃべりする、カラオケ、ゲーム、テレビ、音楽を聴く、食べる、買い物をする、旅行に行く…etc.。いろいろ対処法はありますね。
ただ、仕事中にそれができる職場はなかなか無いかも知れません。

どうして香りが必要?

仕事中でもできるストレス軽減の癒しの1つが「香り」です。
ただし「香害」という言葉もあるように、強烈で押し付けがましい香りはNGです。逆にストレスの種になってしまいます。

”ふわっと”香ってスッと消える、フッと一瞬の効果… それが私たちの目指す香りのサービスです。

では、香りにストレスを軽減する効果が本当にあるのでしょうか?
実際、好きな香りを嗅ぐと気持ちが落ち着くなど経験がある方もいらっしゃるのでは?
でも形の見えない不確かなものだけに、根拠となるデータがほしいですよね。

香りを嗅ぐとどんな影響があるか?の研究

「東北大学」
白檀と沈香の「香」を用いて嗅覚刺激を与え自律神経活動にどのような影響を及ぼすのか検討し,以下のことを確認した.  1.心拍変動において,白檀と沈香は香り吸入中から吸入後の安静にかけて交感神経に抑制的に働き,鎮静・リラクセーション効果をもつこと,およびその効果は少なくとも 10 分程度持続する可能性が示唆された.  2.白檀や沈香の香りは,血圧や特に脈拍にほとんど変化を与えず,非常に影響の少ない穏やかな刺激であることが示唆された.

日本古来の「香」が自律神経系に及ぼす影響」 日本看護技術学会誌 Vol. 9

「東邦大学」
身体的および精神的ストレスをストレスマーカーのひとつである唾液中クロモグラニン-Aの測定と心理学的評価法によって解析した研究から、紅茶の香りがストレスレベルを低下させること、およびダージリンティーの香りが精神的ストレスに曝露される前に気分を改善することが示唆されています。そのほかにも、ストレス抑制効果を有する匂いとして、ラベンダー、ローズ、ローズマリー、ベルガモット、カモミール、グレープフルーツ、ビターオレンジ(ダイダイ)の花から得られるネロリ(Citrus aurantium L. var. amara)、ヒノキやスギなどの樹木由来のエッセンシャルオイル(精油)等に関する研究が行われています。


匂いと脳のストレス応答「東邦大学」

と、上で引用したように、香りの影響については様々な研究がされています。
とはいえ、いまだに嗅覚については不明な点も多いのは確かです。
そして、お香についてはすべて”雑貨”の扱いとなっています。体への効果などを謳うのは薬事法に触れてしまいます。
でも、香りでハッとしたり、リラックスしたり…そんな経験をお持ちなら納得できる引用ではないでしょうか。

なぜ和の香りなのか?

香りでストレスを軽減できるなら、特に「和」でなくても良いのでは、とお思いではありませんか?

洋の香りといえばアロマや香水。アロマはエッセンシャルオイル(精油)やフレグランスオイルなどの総称です。
精油は自然の植物の香り成分だけを抽出した天然成分100%のもの。その精油に人工香料を足したものをアロマオイルと呼んだりもするそうです。
いずれにしても、とても強い香りです(価格も高価)。揮発性も高いのが特徴です。

一方、和の香りといえばお香、お線香など。少し歴史の話になってしまいますが、もともと仏教伝来と同時に中国から伝わった香は、仏様に供するためのものでした。
平安に入り、貴族たちが趣味の香として用いるようになりました。その頃の香は燃やすのではなく、温めて香りを立たせ装束を薫きしめたり、また防虫効果で用いたりしていました。もとは中国から来た香原料ですが、独自のブレンドをしはじめたのもその頃のようです。
以来、<仏のための香>と<趣味の香>の2つの香が我が国で脈々と受け継がれてきています。

そうして国内での歴史の長い「香」ですが、現代の生活では意外に馴染みがないのではないですか?
 「スーツにお香は合いそうにない…」 
 「仏壇をイメージしてしまう…」
それは先入観かも知れませんよ。
お香のおもな原料は漢方薬と同じです。また、ハーブとして使用されているものも多いのです。
要は配合です。香りの好みは千差万別ですが、強すぎない香りが持続する__それが和の香りの特徴といってよいでしょう。

…と、言葉で香りを説明するのには限界があります。
まずはモニターで試していただくのが一番です。
香りが少しずつ変化しつつ持続していくのを実感いただけるはずです。(1〜2ヶ月は持続します)

「ふわっと香〜デ」の名前の由来

”ふわっとほのかな香りで空間をコーディネート”できたらいいな、という私たちの思いそのままです。
香〜デの「〜」がなんとなく漂う香りを思わせませんか?(笑)

3つのサービス

1つは、和の香のレンタルです。名付けて「とりかえ香」。
詳しくはこちらのページで→

2つめは、オリジナルの香の開発と販売です。
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3つめは、和の香に関するワークショップを行っています。
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